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研究者情報

データ更新日:2024年10月06日

足立 英彦 (あだち ひでひこ) 教授 ADACHI Hidehiko

メール メール 研究室ウェブサイト

所属組織・役職等

人間社会研究域 法学系
大学院法学研究科長

教育分野

【学士課程】
人間社会学域 法学類
【大学院前期課程】
法学研究科 法学・政治学専攻
【大学院後期課程】
人間社会環境研究科 人間社会環境学専攻 法学・政治学コース

所属研究室等

法理学

学歴

【出身大学院】
キール大学(ドイツ) 博士課程 その他
東北大学 博士課程 法学研究科 2001/09 中退
東北大学 修士課程 法学研究科 基礎法学 1997/03 修了
【出身大学】
東北大学 法学部 法学科 1995/03 卒業
【取得学位】
博士(法学)
修士(法学)

職歴

キール大学 法学部 助手(2002/06/01-2002/11/30)

生年月

1971年10月

所属学会

日本法哲学会 理事(2011-2025)
法哲学社会哲学国際連合(IVR)日本支部 支部長(2022-2024)
日独社会科学学会

学内委員会委員等

○留学推進委員会 委員長(2020-2023)

受賞学術賞

○キール大学法学部奨励賞(2006/06/23)

専門分野

法哲学・法理学

専門分野キーワード

義務論理,法理学、法哲学

研究課題

法理学

法理学(法哲学)を研究テーマとしています。法理学は「法とは何か」という課題と取り組む学問ですが、その問に私はとくに、「法と論理の関係」や「法と正義の関係」という側面に重点を置いて研究を進めています。論理(logic)は学問共通の言語ですが、法は規範ですので、とくに「義務論理」という、規範を表現できる言語を使って法を理解しようとしています。また、正義は、アリストテレス以来、「平等」と密接な関係があると考えられてきました。その平等の解釈にも関心を持っています。論理と正義(平等)の観点から法を理解したいと思う方を歓迎します。

著書

  • Die Radbrchsche Formel. Eine Untersuchung der Rechtsphilosophie Gustav Radbruchs Nomos 2006/07 原著書 単著 Hidehiko Adachi 3832920285
  • Rechtsphilosophische Tagesfragen: Vorlesungsmanuskript Kiel, Sommersemester 1919 Nomos 2004/03 原著書 編著 Gustav Radbruch 3832904999

論文

  • 危害原理と同性婚(2 完) 覃名遠, 足立英彦 金沢法学 66巻 2号 93-121頁 2024/03/31 査読有 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要) 
  • 危害原理と同性婚 覃名遠, 足立英彦 金沢法学 66巻 1号 88-99頁 2023/07/31 査読有 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要) 
  • Ideales Sollen als Sollen in der idealen Welt Hidehiko Adachi Carsten Bäcker (Hrsg.), Rechtsdiskurs, Rechtsprinzipien, Rechtsbegriff 165-173頁 2022/12/01 査読無 原著論文 その他
  • ルールと原理:可能世界意味論に基づくそれらの差異の一解釈 足立英彦 金沢法学 65巻 1号 1-14頁 2022/07/31 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要) 
  • A Formulation of Conditional Norms with a Material Conditional Hidehiko Adachi Archiv für Rechts- und Sozialphilosophie Beiheft 166巻 141-149頁 2021 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)

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  • 条件つき法規範について 足立英彦 金沢法学 60巻 2号 37-52頁 2018/03/01 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要) 
  • Legal Conditional Norms Hidehiko Adachi Analisi e diritto 2017 347-354頁 2017 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • Relationen zwischen Recht und Moral, Eine Analyse der Klassifikation von Robert Alexy Hidehiko Adachi Martin Borowski, Stanley L. Paulson, Jan-Reinard Sieckmann (Hrsg.), Rechtsohilosophie und Grundrechtstheorie: Robert Alexys System (ISBN: 9783161556265) 175-183頁 2017 査読無 原著論文 その他
  • 道徳を可能にする法 足立英彦 金沢法学 59巻 2号 9-15頁 2017/03/01 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 法と道徳の関係の分類について : ロバート・アレクシーの分類の批判的分析 足立英彦 金沢法学 58巻 1号 99-114頁 2015/07/31 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • Das Recht als die Möglichkeit der Moral und der Unmoral: Das Verhältnis von Recht und Moral nach Gustav Radbruch Hidehiko Adachi Martin Borowski u. Stanley L. Paulson (Hrsg.), Die Natur des Rechts bei Gustav Radbruch (ISBN: 9783161534515) 2015/02 査読無 原著論文 その他
  • P. J. A. Feuerbachsche Deduktion der Rechte Hidehiko Adachi Jan C. Joerden, Andrzej J. Szwarc (Hrsg.), Strafrechtsdogmatik und Rechtsphilosophie -Ein Fruchtbares Spannungsverhältnis (ISBN: 9788363795580) 2014/10/01 査読無 原著論文 その他
  • Gustav Radbruchs Kritik am Positivismus Hidehiko Adachi Rainer Schmidt (Hrsg.) Rechtspositivismus: Ursprung und Kritik (ISBN: 9783832976491) 157-167頁 2014/07/01 査読無 原著論文 その他
  • 道徳・不道徳の可能性としての法-ラートブルフにおける法と道徳の関係について- 足立英彦 金沢法学 56巻 2号 9-28頁 2014/03 査読無 論説 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 語用論的な法概念について 足立英彦 仲正昌樹編『叢書アレテイア11 近代法とその限界』 11巻 91-104頁 2010/02/25 査読無 原著論文 その他
  • 関於拉徳布魯赫『法哲学的日常問題』的意義 太平洋学報 9巻 35-37頁 2008/09 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • R. アレクシーの法理論 足立英彦 法哲学年報 (2010) 2011/10 査読無 解説 研究論文(学術雑誌)
  • もう一度ラートブルフを読み直す 法哲学年報 (2003) 157-166頁 2004/10 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)

講演・口頭発表等

  • Revisiting Historical Injustice: Legal Implications of Korean Worker Mobilization under Japanese Colonial Rule(会議名:The 31st World Congress of the International Association for Philosophy of Law and Social Philosophy)(2024/07/11)
  • Inequality in Japan: Support for Victims of Natural Disasters (会議名:European Research Council HABITAT International Conference)(2024/05/16)
  • Can a Law be Just?(会議名:The 2nd IVR Japan International Conference)(2023/09/17)
  • Ideales Sollen als Sollen in der idealen Welt(会議名:Internationales Symposium: Elemente einer diskursiven Grund- und Menschenrechtstheorie)(2021/09/29)
  • An Interpretation of Radbruch’s Betraying Formula(会議名:The 29th World Congress of the International Association for Philosophy of Law and Social Philosophy)(2019/07/09)

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  • ラートブルフと社会主義(拉德布魯赫與社會主義)(2019/04/22)
  • ラートブルフの法哲学における『法の目的』について(拉德布魯赫法哲學的法目的)(会議名:台灣法理學會2019年度學術研討會)(2019/04/20)
  • Radbruch and Fuller: Their Similarities and Differences(会議名:IVRJ2018 in Kyoto)(2018/07/08)
  • Legal Obligation as Conditional Obligation(会議名:XXVIII World Congress of the International Association for Philosophy of Law and Social Philosophy)(2017/07/18)
  • 非実証主義的な法概念について(会議名:第10回東アジア法哲学会)(2016/11/06)
  • 非実証主義と相対主義(会議名:現代ドイツの非実証主義:ラートブルフからアレクシーまで)(2016/09/15)
  • The Relationships between Law and Morality: An Analysis of Robert Alexy’s Classification(会議名:法哲学社会哲学国際連合第27回大会)(2015/07/28)
  • Conditional Obligation and Fact Statements(会議名:The 9th East Asian Conference on Philosophy of Law)(2014/08/22)
  • P. J. A. Feuerbachsche Deduktion der Rechte(会議名:Deutsch-japanisch-polnisch-türkische Tagung: "Strafrechtsdogmatik und Rechtsphilosophie - ein fruchtbares Spannungsverhältnis")(2013/08/28)
  • 法為倫理可能性:拉德布魯赫的自由論(会議名:第五届拉德布鲁赫法思想研讨会)(2012/11/03)
  • A Goal of Legal Philosophy and Subjects in Legal Logic(会議名:XXV World Congress of the International Association for the Philosophy of Law and Social Philosophy)(2011/08/18)
  • Die Freiheitslehre von Gustav Radbruch(会議名:XXV World Congress of the International Association for the Philosophy of Law and Social Philosophy)(2011/08/19)
  • 自然法論・法実証主義と様相論理(会議名:第7回東アジア法哲学会)(2008/09/22)
  • ラートブルフ『法哲学の日常問題』の意義について(会議名:第4回ラートブルフ・セミナー)(2007/05/20)
  • 「自然法論・法実証主義と様相論理」(2008年9月22日長春/中国: 第7回東アジア法哲学会)(2008)

その他(報告書など)

  • [翻訳]ロバート・アレクシー「ラートブルフ定式の擁護(2)」 張斯渠, 足立英彦 金沢法学 66巻 2号 209-234頁 2024/03/31 査読無 ⑮その他 
  • [翻訳]ロバート・アレクシー「ラートブルフ定式の擁護(1)」 張斯渠, 足立英彦 66巻 1号 182-196頁 2023/07/31 
  • [翻訳]理想的当為としての原理-原理の論理的構造に関する意味論的検討- 王鵬翔(足立英彦訳) 64巻 1号 125-164頁 2021 ⑮その他 
  • 2020年学会回顧「法哲学」 足立英彦,近藤圭介,野崎亜紀子 法律時報 92巻 13号 221-227頁 2020/12/01 ⑫書評・文献紹介等
  • 2019年学会回顧「法哲学」 戒能通弘,足立英彦,橋本裕子 法律時報 91巻 13号 223-228頁 2019/12/01 ⑫書評・文献紹介等

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  • 2018年学会回顧「法哲学」 戒能道弘・足立英彦・橋本裕子 法律時報 90巻 13号 223-228頁 2018/12/01 ⑫書評・文献紹介等
  • [翻訳]ロバート・アレクシー『包摂的非実証主義』 日本評論社 87巻 3号 2015/03/01
  • [翻訳]義務を超える (功徳的) 行為 [supererogation] の論理について ヤン・C.・ヨェルデン 金沢大学人間社会研究域法学系 = The Faculty of Law, Institute of Human and Social Sciences, University of Kanazawa 56巻 1号 77頁 2013/07
  • [翻訳]ヤン・C・ヨェルデン「義務を超える (功徳的) 行為 [supererogation] の論理について」 ヤン・C.・ヨェルデン 56巻 1号 77-97頁 2013/07/25
  • [翻訳]ニルス・タイフケ「原理としての人間の尊厳: 人間の尊厳と衡量の概念的な結びつきについて」 56巻 1号 57-75頁 2013/07/25
  • [翻訳]「制度化された理性としての法」 : ロバート・アレクシーの討議理論的な法構想について 54巻 1号 95-116頁 2011/07
  • [翻訳]ロバート・アレクシー「法哲学の本質」 青井秀夫・陶久利彦編『ドイツ法哲学との対話』(東北大学出版会) 2008/12/25
  • よくわかる法哲学・法思想 ミネルヴァ書房 2007/05
  • [翻訳]グスタフ・ラートブルフ『法哲学』後書き草稿 成文堂 21号 1-34頁 2001/12/20

芸術・フィールドワーク

特許

共同研究希望テーマ

科研費

○基盤研究(C)(一般)「1919年前後のラートブルフ法概念の変遷:『法哲学』講義原稿の読解を踏まえて」(2020-2022) 代表者
○若手研究(B)「法概念の論理的分析」(2009-2012) 代表者
○若手研究(B)「グスタフ・ラートブルフとヘルマン・U・カントロヴィッツの交友関係について」(2006-2008) 代表者

競争的資金・寄付金等

共同研究・受託研究実績

A-STEP採択課題

学域・学類担当授業科目

○演習(2023)
○法理学B(2023)
○演習(2023)
○法理学A(2023)
○法学概論(2023)
○演習(2023)
○特講A(2023)
○人文社会科学における法(2023)
○様相論理入門(2023)
○法理学B(2022)
○法理学A(2022)
○特講A(2022)
○演習(2022)
○法学概論(2022)
○法思想史(2022)
○人文社会科学における法(2022)

大学院担当授業科目

他大学の客員教授

教育活動(FD)に関する研究

国際事業協力

留学生参加の社会活動

審議会等の参加

○羽咋市情報公開及び個人情報保護審査会委員(2006/04/01-2024/03/31)
○羽咋郡市広域圏事務組合情報公開及び個人情報保護審査会委員(2006/04/01-2024/03/31)
○羽咋市行政不服審査会委員(2016/04/01-2024/03/31)
○東海北陸地方社会保険医療協議会石川部会部会長(2016/10/01-2024/09/30)
○東海北陸地方社会保険医療協議会会長(2022/10/01-2024/09/30)

講演可能なテーマ

その他公的社会活動

○石川日独協会(2021-2023) 副会長・事務局

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