本文へジャンプ

研究者情報

データ更新日:2024年05月02日

西山嘉男 (にしやまよしお) 准教授 Yoshio Nishiyama

研究室ウェブサイト

所属組織・役職等

理工研究域 物質化学系

教育分野

【学士課程】
理工学域 物質化学類 化学コース
【大学院前期課程】
自然科学研究科 物質化学専攻
【大学院後期課程】
自然科学研究科 物質化学専攻

所属研究室等

分析化学研究室

学歴

【出身大学院】
京都大学大学院 修士課程 理学研究科 化学専攻 2008 修了
京都大学大学院 博士課程 理学研究科 化学専攻 2011 修了
【出身大学】
京都大学 理学部 理学科 2006 卒業
【取得学位】
博士(理学)

職歴

金沢大学 理工研究域 物質化学系 助教(2016/03/01-)
分子科学研究所 光分子科学研究領域 特任助教(2011/05/01-2016/02/29)
日本学術振興会 特別研究員(2010/04/01-2010/04/30)

生年月

1982年08月

所属学会

日本分析化学会 日本分析化学会中部支部幹事(2021-2022)
分子科学会
日本化学会

学内委員会委員等

○学生募集・広報委員会 委員(2022-2024)
○情報システム管理委員会 委員(2018-2019)

受賞学術賞

専門分野

分析化学

専門分野キーワード

時間分解分光分析、表面プラズモン共鳴

研究課題

共通光路スペクトル干渉を用いた円二色性分光測定法の開発

キラルな化合物の汎用的な分析法である円二色性測定は、左右の円偏光間での非常に弱い吸光度差を検出するため、感度が低いことが課題である。試料による楕円率の変化を共通光路スペクトル干渉により検出することで、従来数分かかる円二色性スペクトルを数秒で測定することに成功した。

過渡回折格子法を用いたナノ物質のサイズ評価、反応過程の解明

溶液中の化学種の拡散係数はサイズや周囲の分子との相互作用を評価するための重要な物理量である。しかしながら、従来の拡散係数の計測法は数分以上の時間を要するため、不安定な化学種には適用できない。光化学反応を利用する過渡回折格子法を用いることで、1秒以内の拡散係数を測定することが可能となり、光アレルギー反応を示す炎症薬であるケトプロフェンが光生成後に会合体を形成することを明らかにした。

著書

論文

  • A light-switching pyrene probe to detect biomolecular phase separation Masaharu Hazawa, Shogo Amemori, Yoshio Nishiyama, Yoshihiro Iga, Yuki Iwashima, Akiko Kobayashi, Hirohisa Nagatani, Motohiro Mizuno, Kenji Takahashi, Richard W. Wong iScience 24巻 8号 102865頁 2021/08/01 査読有 研究論文(学術雑誌)
  • Molecular diffusion and aggregate formation of photoproducts from ketoprofen in aqueous solutions 西山嘉男, 永谷広久 Chemical Physics Letters 795巻 139511頁 2022/05/01 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • Dehydration-fragmentation mechanism of cathinones and their metabolites in ESI-CID Shuntaro Matsuta, Noriaki Shima, Akari Ishikawa, Ryutaro Asai, Atsushi Nitta, Misato Wada, Shihoko Nakano, Hiroe Kamata, Yoshio Nishiyama, Hirohisa Nagatani, Hisanori Imura, Munehiro Katagi Journal of Mass Spectrometry 55巻 9号 4538頁 2020/05/06 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • Aggregation-Induced Emission of Water-Soluble Tetraphenylethene Derivatives at Polarized Liquid|Liquid Interfaces Makoto Nabara, Sho Yamamoto, Yoshio Nishiyama, Hirohisa Nagatani Langmuir 36巻 35号 10597頁 2020/08/07 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • Size Evaluation of Gold Nanoparticles Using Transient Grating Method with Deep-UV Excitation Pulses 西山嘉男, 笹井菖, 永谷広久 Chemical Physics Letters 778巻 138763 頁 2021/09/01 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)

全て表示

  • Phase-Stable Optical Activity Measurement by Common-Path Spectral Interferometry Yoshio Nishiyama, Shoichi Ishikawa, Hirohisa Nagatani Optics letters 45巻 2020/10/15 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)

講演・口頭発表等

  • トロポロンと疎水性中性配位子を用いたイオン液体協同効果系におけるランタノイド(III)の抽出平衡解析(会議名:日本分析化学会 第78回分析化学討論会)(2018/05/27)
  • 光化学反応による銀ナノ粒子生成過程の時間分解分光分析(会議名:日本分析化学会第70年会)(2021/09/02)
  • 過渡回折格子測定を用いた金ナノ粒子の粒径評価(会議名:第13回分子科学討論会)(2019/09/17)
  • イオン液体/水系におけるEu(III)キレートの抽出速度(会議名:第37回溶媒抽出討論会)(2018/11/26)
  • トロポロンと種々の中性配位子を用いるランタノイド(III)のイオン液体抽出(会議名:第36回分析化学中部夏期セミナー)(2017/08/30)

全て表示

  • 液液界面におけるアニオン性ポルフィリンの吸着状態の偏光変調全内部反射蛍光測定(会議名:第77回分析化学討論会)(2017/05/02)

その他(報告書など)

芸術・フィールドワーク

特許

共同研究希望テーマ

科研費

○基盤研究(C)(一般)「ナノキラル光電場の制御とキラル分光分析応用」(2019-2021) 代表者

競争的資金・寄付金等

○競争的資金(学外) (2022-2024) 研究 界面領域におけるプラズモニック金属ナノ粒子生成ダイナミクスの解明 科学研究費助成金基盤研究(C) 日本学術振興会
○競争的資金(学外) (2019-2021) 研究 ナノキラル光電場の制御とキラル分光分析応用 科学研究費助成事業 基盤研究C 日本学術振興会
○競争的資金(学外) (2019-2019) 研究 抗がん剤の輸送と可視化を実現する金ナノ粒子-超分子複合体の開発 三谷研究開発支援財団研究助成金 財団法人三谷研究開発支援財団
○競争的資金(学外) (2017-2018) 研究 表面プラズモン共鳴による高感度キラル光学測定法の開発と極微キラル試料分析への 展開 科学研究費助成事業 若手研究B 日本学術振興会
○競争的資金(学外) (2019-2020) 研究 光圧下におけるナノ物質の揺らぎ計測と反応制御 新学術領域研究(研究領域提案型) 日本学術振興会

共同研究・受託研究実績

A-STEP採択課題

学域・学類担当授業科目

○物質化学実験C(2017)
○化学実験(2017)
○物質化学実験C(2017)
○物質化学実験A(2016)

大学院担当授業科目

○物質解析セミナー平成29年度入学生用(2017)
○物質解析セミナー平成29年10月入学者用(2017)
○物質解析セミナー平成28年10月入学者用(2016)
○物質解析セミナー平成28年度入学生用(2016)

他大学の客員教授

教育活動(FD)に関する研究

国際事業協力

留学生参加の社会活動

審議会等の参加

講演可能なテーマ

その他公的社会活動

このページの先頭へ