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研究者情報

データ更新日:2024年01月08日

小島 陽介 (こじま ようすけ) 准教授 KOJIMA Yosuke

所属組織・役職等

人間社会研究域 法学系 公法学・社会法学部門

教育分野

【学士課程】
人間社会学域 法学類 刑事法
【大学院前期課程】
人間社会環境研究科 刑事法
法学研究科 刑事法

所属研究室等

人間社会2号館779号室

学歴

【出身大学院】
京都大学 修士課程 大学院法学研究科 研究者養成コース 2004/03 修了
京都大学 博士課程 大学院法学研究科 法政理論専攻 2009/03 修了
【出身大学】
京都大学 法学部 2002/03 卒業
【取得学位】
博士(法学)

職歴

金沢大学 人間社会研究域法学系 准教授(2015/04/01-)
小樽商科大学 商学部企業法学科 准教授(2010/04/01-2015/03/31)
京都大学 大学院法学研究科 助教(2009/04/01-2010/03/31)

生年月

1979年12月

所属学会

法と心理学会
日本刑法学会

学内委員会委員等

受賞学術賞

専門分野

刑事法学

専門分野キーワード

刑法学、共犯論

研究課題

共犯論,とりわけ狭義の共犯に関する諸問題。現在では特に,共犯者間における心理的やり取りの刑法学的評価について。

 教唆・幇助といった狭義の共犯だけでなく,共謀共同正犯においても共犯者間のやり取りによる心理的な影響が重要になってくるが,従来その判断は厳密さを欠いたものである嫌いがあった。人間間における心理的なやり取りに潜む法則性を解明することにより,共犯の認定の適正化ができないかを検討する。

著書

  • ケースブック刑法 第3版 有斐閣 2017/03/30 原著書 共著 岩間康夫, 塩見淳, 小田直樹, 橋田久, 高山佳奈子, 安田拓人, 齊藤彰子, 小島陽介
  • 刑法判例百選Ⅱ 各論(第7版) 有斐閣 2014/08 原著書 分担執筆 山口厚・佐伯仁志編
  • カリンと学ぶ法学入門 法律文化社 2015/02 原著書 分担執筆 林誠司(編), 岩本尚禧, 小倉一志, 河森計二, 國武英生, 小島陽介, 小林友彦, 才原慶道, 永下泰之, 坂東雄介, 南健悟 978-4-589-03656-8
  • 判例プラクティス刑法Ⅱ 各論 信山社 2012/03 原著書 分担執筆 成瀬幸典(編者), 安田拓人(編者), 島田聡一郎(編者), 足立友子, 穴沢大輔, 飯島暢, 一原亜貴子, 井上宜裕, 内田幸隆, 内海朋子, 大下英希, 岡部雅人, 岡本昌子, 加藤正明, 金澤真理, 亀井源太郎, 嘉門優, 川崎友巳, 柑本美和, 小坂亮, 小島陽介, 小林憲太郎, 齊藤彰子, 佐藤拓磨, 塩谷毅, 重井輝忠, 品田智史, 嶋矢貴之, 杉本一敏, 鈴木優典, 十河太朗, 田坂晶, 田山聡美, 照沼亮介, 豊田兼彦, 仲道祐樹, 野澤充, 東雪見, 平山幹子, 深町晋也, 古川伸彦, 星周一郎, 曲田統, 増井敦, 宮川基, 森永真綱, 山本紘之, 山本雅昭, 若尾岳志, 和田俊憲, 渡邊卓也 978-4-7972-2632-4

論文

  • 共犯における心理的因果性に関する序論的考察――共犯者間の『コミュニケーション』が持つ意味――(1) 小島陽介 金沢法学 60巻 1号 91-106頁 2017/07/31 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • インサイダー情報の提供が金商法167条3項の教唆犯に問われた事例(横浜地判平成25年9月30日判タ1418号374頁・東京高判平成27年9月25日公刊物未登載) 小島陽介 金沢法学 59巻 1号 63頁 2016/07 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 未承認医薬品の効能等を標榜する書籍の陳列・販売が,書店の店員らを道具とした間接正犯(薬事法の広告禁止違反)とは認められなかった事例(横浜地判平成25年5月10日判タ1402号377頁) 小島陽介 商学討究 66巻 1号 407頁 2015/07 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • ファイル共有ソフトWinnyの提供につき,開発者に著作権法違反幇助の故意がないとされた事例 小島陽介 判例セレクト2012[Ⅰ](法学教室2013年2月号別冊付録) 32頁 2013/02 査読無 解説 研究論文(学術雑誌)
  • 狭義の共犯 小島陽介 法学セミナー 57巻 7号 22頁 2012/07 査読無 解説 研究論文(学術雑誌)

全て表示

  • 教唆行為における正犯の所為の特定性に関する考察(1) 小島陽介 商学討究 61巻 2・3号 171頁 2010/12 査読有 論説 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 教唆行為における正犯の所為の特定性に関する考察(2・完) 小島陽介 商学討究 61巻 4号 87頁 2011/03 査読有 論説 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 刑事裁判例批評 釣銭を窃取する目的で自動券売機の釣銭返却口に接着剤を塗布する行為が窃盗罪における実行の着手と認められた事例 小島陽介 刑事法ジャーナル 28号 96頁 2011/05 査読無 解説 研究論文(学術雑誌)
  • ファイル交換ソフトWinnyの開発・提供を行った者が著作権法違反幇助罪に問われた事例 小島陽介 立命館法学 320号 307頁 2009/01 査読無 解説 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 精神的幇助における因果関係について(三・完) 小島陽介 法学論叢 163巻 1号 120頁 2008/04 査読有 論説 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 精神的幇助における因果関係について(二) 小島陽介 法学論叢 161巻 6号 114頁 2007/09 査読有 論説 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 精神的幇助における因果関係について(一) 小島陽介 法学論叢 161巻 4号 70頁 2007/07 査読有 論説 研究論文(大学・研究所等紀要)

講演・口頭発表等

  • 未承認医薬品の効能等を標榜する書籍の陳列・販売が,書店の店員らを道具とした間接正犯(薬事法の広告禁止違反)とは認められなかった事例(横浜地判平成25年5月10日判タ1402号377頁)(会議名:日本刑法学会北海道部会)(2015/03/07)
  • いわゆる「イカタコウイルス」を受信,実行させる行為がパソコンのハードディスクに対する器物損壊罪に問われた事例(東京地判平成23年7月20日判タ1393号366頁)(会議名:日本刑法学会北海道部会)(2014/02/08)
  • ファイル共有ソフトWinnyを開発・公開した者につき,著作権法違反幇助罪の成立が否定された事例(最決平23・12・19裁判所ホームページ)(会議名:日本刑法学会北海道部会)(2012/02/18)
  • 精神的幇助における因果関係について(会議名:日本刑法学会関西部会)(2007/01/28)

その他(報告書など)

  • 「北海道法学プロジェクト」について 小島陽介・南健悟・永下泰之・吉澤卓哉(北海道法学プロジェクト事務局)  商学討究 66巻 1号 89頁 2015/07 ⑬会議報告書等

芸術・フィールドワーク

特許

共同研究希望テーマ

科研費

○若手研究(B)「共犯現象における「心理的な働きかけ」の包括的探究」(2014-2016) 代表者

競争的資金・寄付金等

○競争的資金(学外) (2014-2014) 研究 北海道法学プロジェクト――札幌・後志管内を中心とする法的紛争の現れ方とその法的解決への序論的考察 小樽商科大学学内公募事業(COC研究:地域志向型研究プロジェクトS) 小樽商科大学
○競争的資金(学外) (2014-2014) 教育 北海道法学教育プロジェクト 小樽商科大学学内公募事業(COC研究:地域志向型教育プロジェクトA) 小樽商科大学

共同研究・受託研究実績

A-STEP採択課題

学域・学類担当授業科目

○演習(2018)
○演習(2018)
○総合法学演習(2018)
○判例研究(2018)
○判例研究(2018)
○演習(2018)
○刑法演習(2017)
○判例研究(2017)
○判例研究(2017)
○総合法学演習(2017)
○総合法学演習(2016)
○判例研究(2016)
○総合法学演習(2016)
○判例研究(2016)
○刑法演習(2016)

大学院担当授業科目

○刑事法特講Ⅳ(2018)
○刑事法特講Ⅲ(2018)
○刑事法特講Ⅰ(2018)
○刑法演習(2018)
○刑法Ⅰ(2018)
○刑法Ⅱ(2018)
○刑事法特講Ⅱ(2018)
○刑事法特講Ⅳ(2017)
○刑事法特講Ⅱ(2017)
○刑事法特講Ⅰ(2017)
○刑事法特講Ⅲ(2017)
○刑法Ⅰ(2017)
○刑法Ⅰ(2016)
○刑法Ⅰ(2015)

他大学の客員教授

教育活動(FD)に関する研究

国際事業協力

留学生参加の社会活動

審議会等の参加

○小樽市感染症の診査に関する協議会法律学識経験者(2011/04/01-2015/03/31)

講演可能なテーマ

その他公的社会活動

○(2017-2017) 「カヌー薬物事件における刑事法の解釈について」という有識者コメントを北陸中日新聞2018年1月22日朝刊に掲載。

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