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研究者情報

データ更新日:2018年04月02日

柴田 正良 (しばた まさよし) 理事 SHIBATA Masayoshi

メール 研究室ウェブサイト
研究室ウェブサイト

所属組織・役職等

事務局
理事(教育担当)・副学長

教育分野

【学士課程】
人間社会学域 人文学類 人間科学コース
【大学院前期課程】
人間社会環境研究科 人文学専攻
【大学院後期課程】
人間社会環境研究科 人間社会環境学専攻

所属研究室等

哲学研究室 TEL:076-264-5315 FAX:076-264-5362

学歴

【出身大学院】
名古屋大学 博士課程 文学研究科 哲学 1982/03 単位取得満期退学
【出身大学】
千葉大学 人文学部 人文学科・哲学専攻 1976/03 卒業
【取得学位】
文学修士

職歴

1986-1988  中部大学国際関係学部 講師
1988-1989  中部大学国際関係学部 助教授
1989-2002 金沢大学文学部 助教授
1998-1999 ラトガーズ大学認知科学研究所(米国) 客員研究員
2002-  金沢大学文学部 教授
2004- 金沢大学 評議員
2006-2008  金沢大学大学院 人間社会環境研究科長
2008- 金沢大学人文学類教授(配置換え)
2008-2012 金沢大学人文学類長(文学部長兼任)
2008-2014 金沢大学附属図書館長
2011- 金沢大学子どものこころの発達研究センター教授(兼任)

生年月

1953年03月

所属学会

日本哲学会
日本科学哲学会
日本現象学会
中部哲学会
名古屋大学哲学会
応用哲学会 理事(2008-)

学内委員会委員等

受賞学術賞

専門分野

西洋哲学、応用倫理学、哲学・倫理学

専門分野キーワード

クオリア、行為論、倫理学

研究課題

非還元的物理主義

非還元的物理主義 私たちの常識の半分は、存在論としての物理主義的な考え方です。それは、大まかには、全ての現象は物理的現象によって決定される、もしくは物理的現象に依存して生起するという主張であり、それを哲学者は、全ての現象は物理的現象にスーパーヴィーン(supervene)する、と表現します。しかし、昔から想定されてきた「物質に依存しない魂」、「霊魂」、デカルトの言う「延長なき思考実体」は、いかなる可能世界(possible worlds)にも存在しないのでしょうか? 私の研究は、「偶然的真理としての物理主義」というテーゼを中心に、個体と性質の存在論を探究することです。

心の哲学

心の哲学 私の研究は、哲学問題としては「心身問題」の探求ですが、古い哲学書の解読をもっぱら研究しているのではありません。人間の心についての研究は,実はいまや、人工知能や認知科学や脳科学といった現代科学が互いに連携して進めている<旬のもの>です。私は、心の哲学の中でも、 心は物質的宇宙の一部(つまり脳活動の結果)であり,また逆に,コンピュータやロボットもまた,うまく作りさえすれば人間と同じ思考や感情や意図を実現できる、という立場にコミットしています。それをやさしく解説したものに、拙書『ロボットの心』(講談社現代新書、2001)があります。図はラング「メトロポリス」。

脳神経倫理学と規範倫理学

脳神経倫理学と規範倫理学 倫理や道徳の基盤をなす善や悪といった性質は、物理的世界のなかに客観的に存在するのでしょうか? プラトンには悪いけれども、現代の脳神経科学は、それらの判断の客観性の本性(脳状態へのスーパーヴィーニエンス)を明らかにすることで、それらの現象を個々人の主観的な現象として説明し去る可能性を開きました。しかし倫理や道徳が脳神経活動の産物にすぎないなら、逆に、われわれは自分たちの倫理や道徳を「究極の根拠づけなき絶対的選択」として選び取ることができるわけです。一言でいえば、私の目標は、脳科学の世紀における規範的倫理の構築です。図はR.カーター『脳と心の地形図』原書房。

著書

  • ロボットの心---7つの哲学物語 講談社 2001/12 原著書 単著 柴田正良 4-06-149582-8
  • 知識という環境 名古屋大学出版会 1996/08 原著書 共著 森際康友,大沢秀介,柴田正良ほか4名 4-8158-0298-X
  • 工学倫理の条件 晃洋書房 2002/11 原著書 共著 柳田博明,大貫徹,柴田正良ほか17名 4-7710-1406-X
  • ウィトゲンシュタイン読本 法政大学出版局 1995/10 原著書 共著 飯田隆,奥雅博,柴田正良ほか20名 4-588-15023-5
  • 言語・科学・人間 朝倉書店 1990/02 原著書 共著 藤田晋吾,丹治信春,柴田正良ほか6名 4-254-10087-6

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  • 現象学と解釈学(下) 世界書院 1988/12 原著書 共著 竹田純郎,野家伸也,柴田正良ほか6名 3310-70002-3869
  • 心の科学と哲学-----コネクショニズムの可能性 昭和堂 2003/07 原著書 編著 服部裕幸、柴田正良,美濃正,他7名
  • シリーズ心の哲学:ロボット篇 勁草書房 2004/07 原著書 共著 信原幸弘、柴田正良、他4名 4-326-19925-3
  • 感情の作り方(ニューラルネットワークの場合) 2007/09 原著書 月本洋 39巻 1-18頁
  • 感情とクオリアの謎 昭和堂 2008/03 原著書 編著 長滝祥司,柴田正良,美濃正
  • 心/脳の哲学 岩波書店 2008/05 原著書 共著 村田純一、柴田正良ほか8名 978-4-00-011265-9
  • 分析哲学とプラグマティズム 岩波書店 1994/01 原著書 単著 伊藤邦武、柴田正良、ほか8名 400010537x
  • 幻想としての自由意志と責任の帰属可能性 2009/09 原著書 単著 /巻 24-28頁

論文

  • 神経形態学的脳基盤ロボット 345-361頁 2011/09 原著論文
  • あれかこれか----行為の因果説と心の非法則性 柴田正良 哲学 51号 1-16頁 2000/04 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • 弱められた指示概念は意味の文脈依存性をうまく捉えられるか?----伊藤「浅い」指示論の評価に向けて 柴田正良 言語理解におけるフレーム問題の認知的研究(平成11年度科学研究費[基盤研究(B)(1)]研究成果報告書:研究課題番号:09410006 25-43頁 2000/03 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌) 
  • 癒すべき病としての自己犠牲----田村論文「自己犠牲の倫理学的分析」についての一試論---- 柴田正良 金沢大学文学部論集・行動科学・哲学篇 19号 161-175頁 1999/03 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • 認知科学に現象学は何を寄与しうるか 柴田正良 現象学年報 18巻 87-97頁 2002/11 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌) 

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  • ゾンビは論理的可能性ですらないか?-----チャルマーズに対する pros and cons ----- 柴田正良 コネクショニズムの哲学的意義の研究(平成14年度科研費:研究成果報告書) 47-66頁 2003/03 査読無 原著論文 
  • The Exclusion Problem とエピフェノメナリズム 柴田正良 理想 672号 69-82頁 2004/02 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • Self-Sampling Assumption と因果的世界 柴田正良 『宇宙論における人間原理に関する自然哲学的研究』科研費研究成果報告書 25-38頁 2005/03 査読無 原著論文 研究論文(その他学術会議資料等)
  • 機能的性質と心的因果-----キム的還元主義を越えて----- 思想 982号 53-76頁 2006/02 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • よみがえったソクラテス-----物理主義と心的因果の問題を理解するために----- 思想 982号 4-15頁 2006/02 査読無 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • 『痛み』とWittgenstein 名古屋大学人文科学研究(院生論集) 7巻 48-56頁 1978/03 査読有 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 確実性の問題 中部哲学会会報 13巻 18-25頁 1981/03 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌) 
  • フッサールのアプリオリの概念をめぐって 名古屋大学人文科学研究(院生論集) 11巻 18-28頁 1982/03 査読有 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • いわゆるソクラテス状況について---森際論文への若干の疑問 法の理論 4巻 247-262頁 1984/11 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • 指示と非存在 科学哲学 18巻 89-102頁 1985/11 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • 信念の実在性について 現代思想 17巻 7号 190-201頁 1989/06 原著論文 研究論文(その他学術会議資料等)
  • 非法則論的一元論と重ね描き----世界の暗黙的理解について---- 現代思想 18巻 7号 120-133頁 1990/07 原著論文 研究論文(その他学術会議資料等)
  • 志向性・意図・行為 現象学年報 7巻 79-94頁 1991/12 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)
  • 関係概念としての知識・因果概念としての知識 行為と認識における暗黙知の次元の研究(平成6年度科学研究費[総合研究(A)]研究成果報告書:研究課題番号:05301002) 1-8頁 1995/03 原著論文 研究論文(その他学術会議資料等)
  • 「怒ったので手を上げた」を因果的説明とするいくつかの理由について----非法則論的一元論の擁護---- 金沢大学文学部論集「行動科学科篇」 16巻 65-82頁 1996/02 査読有 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要) 
  • 非法則論的一元論とエピフェノメナリズム 中部哲学会会報 28巻 29-41頁 1996/03 査読有 原著論文 研究論文(プロシーディング)
  • 異世界の者たちの倫理 哲学・人間学論叢 1頁 2010/03 査読無 原著論文 研究論文(大学・研究所等紀要)
  • 交響するコスモス(下巻) 中村靖子、大平秀樹、柴田正良、他9名 2010/03 原著論文
  • 自由であるという実感(これは幻想ではない) 倫理学年報 59巻 51-55頁 2010/03 査読有 原著論文 研究論文(学術雑誌)

講演・口頭発表等

  • 「北陸発の文化---未来ロボットとの出会い」、北陸3大学連携まちなかセミナー(司会・進行)、富山大学・金沢大学・福井大学主催、金沢大学サテライトプラザ、平成16年2月 *****「フレーム問題の根はずっとずっと深かった」(単)、第2期第1回「社会的知能発生学」研究会、北陸先端科学技術大学院大学、平成16年7月 *****「思考の言語(Language of Thought)とコネクショニズム」、第37回 日本科学哲学会、ワークショップ(司会・オーガナイザ)、京都大学、平成16年10月 *****「心的性質の因果的効力を再考する-----エピフェノメナリズムで自由と責任の何が失われるか」(単)、名古屋哲学ミニ・フォーラム春05「機能的性質の存在論/形而上学」、南山大学、平成17年3月 *****「A Primitive Emotion and Its Cooperative Function Simulated in Neural Networks: Toworads a Theory of Emotions as Cognitive Functions」(S. Nagataki, M. Shibata et al.), International Society for Research on Emotions, Annual Meeting, Atlanta, Georgia, August 6-10, USA, 平成18年8月 *****「感情機能と感情のニューラル・ネットワーク」(柴田正良・月本洋)、2006年 中部哲学会、シンポジウム「情念について」、椙山女学院大学、平成18年10月 *****「感情の自然化はいかなる意味で可能か」、第40回 日本科学哲学会、ワークショップ(司会・オーガナイザ)、中央大学、平成19年11月 *****「因果的閉包性と行為の自由------幻想としての自由意志」(単)、玉川大学脳科学研究所脳科学リテラシー部門第4回研究会、玉川大学、平成20年10月 (2008)

芸術・フィールドワーク

特許

共同研究希望テーマ

○工学倫理の教育法
○人工知能の認知理論

科研費

○基盤研究(B)「意図的主体性のロボット的構築に向けて」(2011-2014) 代表者
○基盤研究(B)「認知ロボティクスの哲学」(2007-2010) 代表者
○基盤研究(B)「意識と感情をもつ認知システムについての哲学的研究」(2004-2006) 代表者
○基盤研究(B)「言語理解におけるフレーム問題の認知的研究」(1997-) 代表者

学域・学類担当授業科目

○地域「超」体験プログラム(能登 珠洲)(2016)
○地域「超」体験プログラム(能登 珠洲)(2016)
○現代英米哲学演習(2016)
○応用倫理学演習(2015)
○学類共通英語1(哲学・人間学)(2015)
○現代英米哲学基礎演習(2015)
○哲学演習(2014)
○哲学概論(2014)
○哲学概論B(2014)
○認知科学概論(2014)
○現代英米哲学研究演習(2014)
○哲学概論B(2014)
○学類共通英語1(哲学・人間学)(2014)
○卒業論文演習B(哲学・人間学)(2014)
○卒業論文演習A(哲学・人間学)(2014)

大学院担当授業科目

○現代哲学演習(2016)
○現代哲学演習2(2016)
○現代哲学演習1(2016)
○倫理学演習(2015)
○西洋哲学演習(2014)
○西洋哲学演習Ⅰ(2014)
○認知哲学演習(2014)

他大学の客員教授

教育活動(FD)に関する研究

国際事業協力

留学生参加の社会活動

審議会等の参加

○金沢城調査研究関係機関連絡会委員(2013/04/01-2014/03/31)
○石川県図書館協議会役員会副会長(2013/07/01-2014/06/30)
○金沢市図書館図書選定評価委員会委員長(2013/04/01-2014/03/31)
○名古屋大学附属図書館外部評価委員会委員(2012/07/01-2012/12/31)
○静岡大学附属図書館外部評価委員会委員長(2013/05/01-2013/06/30)
○金沢市図書館協議会委員(2012/02/01-2014/01/31)

講演可能なテーマ

○ロボットに心はもてるか?(キーワード:人工知能,コンピュータ,意識・クオリア)
○工学倫理と内部告発(キーワード:工学倫理,内部告発,技術者倫理)
○クオリアと物理的世界

その他公的社会活動

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